2008/06/07

Lightning Strikes Again/Dokken


前作Hell To Payより4年ぶりのニューアルバム。全盛期ほうふつとさせるサウンドでなかなか高い評価をうけているようです。
確かに楽曲は粒ぞろいですし、ジョン レヴィンのジョージ リンチ風プレイが昔のDokkenを思い起こさせます。
しかし、その全盛期風サウンドが両刃の剣のような、、、

全盛期と比較すればドンの声は年齢によるものか、精神的なものか、レコーディング予算の問題かどうしても力を感じません。
ジョン レヴィンのジョージ リンチ風のプレイはやはりコピーどまりで、当然ながら本家を超えるものではないわけで、それだったらレブ ビーチが自分の色を出していたErase The Slateのほうが良い。

Dokkenの魅力をドンのヴォーカルとジョージのギターと考える方にはこのサウンドは確かにど真ん中ストライク。
自分がDokkenに期待するのはドンの叙情的でメロディアスなヴォーカルと(ジョージ リンチに限らない)ハードエッジなギターなので、本作はある程度ツボを突きつつもなんとももどかしい出来。
前作は曲の出来はさほど悪くないのですがギターが弱いと感じました、本作もにも同じ感想です。
Dokkenのギターにはドンのヴォーカルと張り合えるだけの個性をを持ったギタリストが欲しい。
ジョージ風ではなくジョン レヴィンならではのギタープレイこそがDokkenには必要だと思います。


もし本作のギターがジョン レヴィンではなくレブ ビーチだったら個人的にはもっと評価が上がっていたでしょう。
ていうか、Whitesnakeでダグより扱いが悪いならDokkenに復帰してくれレブ!!(まぁギャラにはかなりの差があるだあろうから無理でしょうけど、、、)