Lightning Strikes Again/Dokken

前作Hell To Payより4年ぶりのニューアルバム。全盛期ほうふつとさせるサウンドでなかなか高い評価をうけているようです。
確かに楽曲は粒ぞろいですし、ジョン レヴィンのジョージ リンチ風プレイが昔のDokkenを思い起こさせます。
しかし、その全盛期風サウンドが両刃の剣のような、、、

全盛期と比較すればドンの声は年齢によるものか、精神的なものか、レコーディング予算の問題かどうしても力を感じません。
ジョン レヴィンのジョージ リンチ風のプレイはやはりコピーどまりで、当然ながら本家を超えるものではないわけで、それだったらレブ ビーチが自分の色を出していたErase The Slateのほうが良い。

Dokkenの魅力をドンのヴォーカルとジョージのギターと考える方にはこのサウンドは確かにど真ん中ストライク。
自分がDokkenに期待するのはドンの叙情的でメロディアスなヴォーカルと（ジョージ リンチに限らない）ハードエッジなギターなので、本作はある程度ツボを突きつつもなんとももどかしい出来。
前作は曲の出来はさほど悪くないのですがギターが弱いと感じました、本作もにも同じ感想です。
Dokkenのギターにはドンのヴォーカルと張り合えるだけの個性をを持ったギタリストが欲しい。
ジョージ風ではなくジョン レヴィンならではのギタープレイこそがDokkenには必要だと思います。


もし本作のギターがジョン レヴィンではなくレブ ビーチだったら個人的にはもっと評価が上がっていたでしょう。
ていうか、Whitesnakeでダグより扱いが悪いならDokkenに復帰してくれレブ！！（まぁギャラにはかなりの差があるだあろうから無理でしょうけど、、、）

Facelift/Alice In Chains

1990年発表のAlice In Chainsの１ｓｔアルバム。

NirvanaやPearl Jamとならんでグランジバンドとしてくくられているかもしれないけど、前者のバンド達と比較するとAICは遙かにメタル色が強い。
実際デビュー時にはMegadeth、Anthrax、Slayerらとのパッケージツアーのオープニングをつとめていたことから、本人たちもメタル側にくくられても違和感はなかったんでしょう。

MegadethやSlayerとツアーするNirvanaなんて想像つきません（笑）

一般的には2ndアルバムのDirtが代表作になるんでしょうが、2ndはすでに独自のAICサウンドが強くて初めて聴くと拒否反応が出る人もいるかもしれません。自分も2ndが初めてのAICだったんですが、暗く激しくうねり引きずり込まれるような音になじめませんでした。

その後に1stの本作を聴いたんですが、こちらは一発ですんなり好きになりました。
2ndと比較すると曲がオーソドックスなメタル風なこと、ヴォーカルにポップさがあることで非常に聴きやすく、最初に聴くなら1stかなと思います。
１ｓｔを聴いて慣れた後なら2ndの良さも理解できました。
感じとしてはPanteraの2ndアルバムVulgar Display Of Powerに近いと思います。ゴリゴリとヘヴィなのに聴きやすいあの感じ。

この1stの時点ですでにリフマスターなジェリーのギターも、エモーショナルなレインのヴォーカルも魅力全開です。
ジェリーの書く曲を一番魅力的に歌えるのはレインで、レインのヴォーカルを一番引き立てるのはジェリーのギター。
レインの早すぎる死は本当に悔やまれます。
Sea Of Sorrow/Alice In Chains

Alice In Chainsが新作を制作中

前作から１３年ぶりにAlice In Chainsが新作を制作中というニュースをMTV JAPANから。
新しいヴォーカルを入れてAlice In Chains名義で新作ですか。
どうしてもレイン ステイリーが悲劇的な最後だっただけに、新しいヴォーカルでAliceのアルバムというのに抵抗を感じる人も多いんじゃないでしょうか。
まだジェリーが歌うというのであれば納得できるんですが。

とはいえジェリーの才能をこのまま埋もらせてしまうのは惜しいですし、商業的にはAliceの名前を使いたいでしょう。
Alice In Chainsがまた活発に活動することにより、レインの残した過去の作品もまた聴き継がれ歌い継がれていくことになるのですから、ここは前向きに応援していきたいです。

素晴らしい新作を期待しましょう。

GUNS N' ROSESのニュース

BLABBERMOUTHからGUNS N' ROSES関連のニュースを。
その1 その2
といっても別に読むほどの記事ではなく、毎度おなじみのニューアルバムはもうすぐ出るよ的な記事と、オリジナルメンバーで再結成あるかもね的な記事です。
しっかし、さすがに飽き飽きしますねこの手の記事は。
まぁ今でも記事になるという点では凄いバンドなんでしょうけど。
自分にとってはGUNS N' ROSESはやはり特別なバンドなので、煮え切らない今の状態を止めていい加減しゃきっとした活動をしてほしいもんです。

デトロイトメタルシティ

アメリカにテネイシャス Dあれば日本にデトロイトメタルシティあり！
ということで同時期に劇場公開されるDMCです。
原作の漫画かかさず読んでいるんですが、映画化と聞いてもあんまり興味がわきませんでした。
たいてい漫画の映画化ってショボイできで終わりますからね。

連載しているヤングアニマルで実写版の写真を見たときに考えが変わりました。
松山ケンイチ演じる、主人公の根岸のが原作での何か人をイライラッとさせるオーラを実に再現しているんですよね。
後は東京タワーに空気に月にとFUCKしまくるクラウザーさんのオーラをどこまで出せるか。
ドラムのカミュも吹き出すくらいイメージに近いし、社長役の松雪泰子もはまり役。
実は結構いいできなんじゃないかと期待してしまいます。
デトロイトメタルシティ トレーラー

Kickapoo/Tenacious D

映画スクール オブ ロックで有名なジャック ブラックの映画テネイシャス Dの中の1曲。
ロックを否定された主人公（この子役ジャックの雰囲気ありますね）がDIO様にしたがってハリウッドを目指すという筋書きのようです。
もちろん本物のロニー ジェィムス ディオ様が出演して素晴らしい歌声で歌い上げております。
カラオケ風の歌詞でMagicalの部分がキラキラ光るあたりはニヤリとしますね。

残念ながら自分の住んでいるところでは上映はなさそうですので、DVD待ちになりそうです。
しかしアメリカで2006年に公開された作品が、なんで今頃日本で劇場公開されるんでしょう？
YouTubeで検索すると映画の美味しいシーンは大体あるようなんですよね。
我慢して見ないようにはしてるんですけど。

スクール オブ ロックもそうでしたけど曲のクオリティが高いんですよね。
ジャックも歌うまいしなかなか楽しめそうな映画です。
映画テネイシャス Dオフィシャルサイト

今年のアルバム

ここ1年ぐらい特に理由があるわけではありませんが、あまり新しいアルバムを買ったり音楽ニュースを調べたりもせず、昔買ったCDを聞き直すぐらいでした。
最近になってWhitesnakeとDef Leppardが新しいアルバムを出すことを知り、またボチボチとニュースを見たりし始めました。

色々見て回ると今年はすごいリリースラッシュですね。
WhitesnakeにDef Leppard、Dokken、Motley Cure、Judas Preist、Metallica、AC/DC、、、、
さらには日本ツアーもありますしね。
とりあえずWhitesnakeとDef Leppardのカップリングツアーは観たいです。できればMotley Crueも観たいんですが田舎からだと両方とも同時期にきそうなんで金銭的にきつそうで悩みどころです。

せっかくblogをはじめたんで色々とレビューでもしていけたらと思います。

Def Leppardビルボード初登場5位

BlabbermouthによりますとDef Leppardのニューアルバムが55000枚でビルボードで初週5位みたいですね。
これって結構良いポジションなんじゃないでしょうか。
久しぶりの新作で5位ならDef Leppardまだまだいける！って感じですよね。
まぁ次週からどうなるか判りませんけど、売れて欲しいですね。

The Slip/Nine Inch Nails

RadioheadとかColdplayとかIron Maiden、このNine Inch Nailsもそうなんですけど、ニューアルバムをとか新曲を無料もしくは安価でダウンロードできますよってのが最近新しい流れでありますね。
しらなかったんですけどNINは3月にGhost I-IVというアルバムをダウンロードで提供したところで、5月6日からはやくも次のアルバムのThe Slipをダウンロード開始してるんですよ。
詳しくはBARKSのニュースにあります。

全曲DRMフリーでMp3はもちろんのことFLACにApple LosslessにWAVE24/96まで提供！
Mp3以外はBit Torrentでの配布なんですけど、それにしても至れり尽くせりですね。
Ghost I-IVはダウンロードできるのは9曲なんですけど、販売バージョンあわせると３６曲。
それだけの曲をこの前作ったばっかりなのに凄いですね。
Ghost I-IVはインストですけど今回は歌入りです。

Ghost I-IVにはジャケットはもちろん壁紙（それもスタンダードサイズとワイドスクリーンサイズに分けて！）Maｃ用のファイル。
今回はジャケット、というかブックレットのPdfファイル付き。
何なんですかねこのサービスっぷりは。
まぁ、こういったダウンロードで新曲を提供するっていう形が主流になるかどうかは判りませんけど、新しくファン層を拡大するっていうのにこういった方式は結構有効じゃないでしょうか。

Songs From The Sparkle Lounge/Def Leppard

Whitesnakeと同じ月にDef Leppardも新作です。
この両バンドが一緒に来日するって話もありますね。単独で観たい気もしますけど、両バンドとも好きな自分としてはお得な組み合わせかも。
まぁ、単独では集客に難ありでしょうがないからセットでっていう話なら悲しいですけど。
発売前にNine Livesを聴いてこれはかなり期待できる感じがしてました。
前作Xがなんかやたら軽く感じたんで、Nine Livesを聴いてこれは今回の作品は分厚いコーラス満載のこってりしたアルバムかな？
と予想してたんですけど、ふたを開けるといろんなタイプの曲が入った幕の内弁当的なアルバムでした。
前作はなんか耳に残らずスーっと抜けていくようで個人的にはイマイチなできでしたけど、今作は一曲一曲が粒ぞろいで
ベテランらしいまとまったアルバムに仕上がってます。
いい意味でどの曲もどこかで耳にしたようなキャッチーさのある曲の詰まった作品です。

Ready To Rock/Whitesnake

Good To Be Badのボーナス「ビデオ」。トラックじゃなくてビデオです。
アルバム購入してiTunesにすぐ入れちゃったんでこのビデオみてなかったんですけど、、、、、
これはアルバムに入れて欲しかったなー。
一曲目はこれでしょー、この曲があると無いとじゃアルバムの印象が全然変わると思うんですけど。
と思ってたらこれライブアルバムの新曲で入ってたんですね。
DVDは買ったけどCD買ってないんで知りませんでした。
惜しいなこの曲はGood To Be Badに欲しい曲ですね。
ライブではこの曲をギターソロ増量でやって欲しいです。

Good To Be Bad/Whitesnake

前作よりライブアルバムをはさんで10年ぶりの新作ですか。
結局ギターはダグ　アルドリッジとレブ　ビーチで決まりみたいですね。
ライブDVDをみるとメインはダグで、レブはサイドギターみたいでしたけど個人的にはレブのほうが好きなんで残念です。Dokken在籍時のレブのプレイは凄くよかったんで。
アルバムとしては佳曲ぞろいでよくまとまった出来。音質は非常に良いと思います。
ただ決めの曲にかけるかな、、、ギターの二人も妙におとなしく感じます。
スティーブ　ヴァイぐらい、とまではいわなくとももう少し派手なプレイがほしかったですね。
まあ二人とも空気を読んでおとなしくしてたのかもしれません。Whitesnakeのギタリストなら結構いい仕事ですしね。
決め曲にはかけますが、繰り返し聞けるスルメなアルバムですね