2008/05/28

Facelift/Alice In Chains


1990年発表のAlice In Chainsの1stアルバム。

NirvanaやPearl Jamとならんでグランジバンドとしてくくられているかもしれないけど、前者のバンド達と比較するとAICは遙かにメタル色が強い。
実際デビュー時にはMegadeth、Anthrax、Slayerらとのパッケージツアーのオープニングをつとめていたことから、本人たちもメタル側にくくられても違和感はなかったんでしょう。

MegadethやSlayerとツアーするNirvanaなんて想像つきません(笑)

一般的には2ndアルバムのDirtが代表作になるんでしょうが、2ndはすでに独自のAICサウンドが強くて初めて聴くと拒否反応が出る人もいるかもしれません。自分も2ndが初めてのAICだったんですが、暗く激しくうねり引きずり込まれるような音になじめませんでした。

その後に1stの本作を聴いたんですが、こちらは一発ですんなり好きになりました。
2ndと比較すると曲がオーソドックスなメタル風なこと、ヴォーカルにポップさがあることで非常に聴きやすく、最初に聴くなら1stかなと思います。
1stを聴いて慣れた後なら2ndの良さも理解できました。
感じとしてはPanteraの2ndアルバムVulgar Display Of Powerに近いと思います。ゴリゴリとヘヴィなのに聴きやすいあの感じ。

この1stの時点ですでにリフマスターなジェリーのギターも、エモーショナルなレインのヴォーカルも魅力全開です。
ジェリーの書く曲を一番魅力的に歌えるのはレインで、レインのヴォーカルを一番引き立てるのはジェリーのギター。
レインの早すぎる死は本当に悔やまれます。
Sea Of Sorrow/Alice In Chains

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